片脚膝立ち位保持の姿勢制御に関する研究 体重心と圧中心の関係

〔目的〕片脚膝立ち位保持における姿勢調整戦略を明らかにすることである.〔対象〕健常成人28名とした.〔方法〕全対象者における圧中心の平均パワー周波数を算出した.次に片脚膝立ち位保持が30秒可能群(以下,可能群),30秒未満群(以下,不可群)に割り付け,体重心および圧中心の平均パワー周波数を算出し,比較した.〔結果〕圧中心の平均パワー周波数2.1 Hzであった.体重心の平均パワー周波数において,可能群で高い傾向が認められた.30秒保持可能な対象者と明らかに保持困難である対象者では各指標の平均パワー周波数で明らかな差が観察された.〔結語〕圧中心の制御に着目することが重要であると示唆された....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in理学療法科学 Vol. 30; no. 3; pp. 399 - 403
Main Authors 川上, 真吾, 藤澤, 宏幸, 樋口, 朝美, 田中, 直樹, 西山, 徹, 鈴木, 博人, 菊地, 明宏
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2015
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.30.399

Cover

More Information
Summary:〔目的〕片脚膝立ち位保持における姿勢調整戦略を明らかにすることである.〔対象〕健常成人28名とした.〔方法〕全対象者における圧中心の平均パワー周波数を算出した.次に片脚膝立ち位保持が30秒可能群(以下,可能群),30秒未満群(以下,不可群)に割り付け,体重心および圧中心の平均パワー周波数を算出し,比較した.〔結果〕圧中心の平均パワー周波数2.1 Hzであった.体重心の平均パワー周波数において,可能群で高い傾向が認められた.30秒保持可能な対象者と明らかに保持困難である対象者では各指標の平均パワー周波数で明らかな差が観察された.〔結語〕圧中心の制御に着目することが重要であると示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.30.399