試作デンティンプライマー1, 6-ヘキサンダイオール水溶液の至適濃度および至適作用時間の検討
1, 6-hexanediol水溶液からなる試作デンティンプライマーの至適濃度および,至適作用時間を決定する目的で,ヒト抜去大臼歯に形成された円柱窩洞にEDTAによるクリーニング,試作プライマーによる前処理,および市販デンティンボンディング材を併用して填塞した市販可視光線重合型コンポジットレジンのコントラクションギャップを計測した.その結果,コントラクションギャップの形成は45wt%の1, 6-hexanediol水溶液を60秒間作用させた場合にのみ完全に抑制され,この条件が最適と評価された.また引張り接着性試験においては20.0wt%から57.5wt%濃度の1, 6-hexanediol水溶...
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Published in | Dental Materials Journal Vol. 14; no. 2; pp. 230 - 235,279 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | English |
Published |
日本歯科理工学会
1995
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Summary: | 1, 6-hexanediol水溶液からなる試作デンティンプライマーの至適濃度および,至適作用時間を決定する目的で,ヒト抜去大臼歯に形成された円柱窩洞にEDTAによるクリーニング,試作プライマーによる前処理,および市販デンティンボンディング材を併用して填塞した市販可視光線重合型コンポジットレジンのコントラクションギャップを計測した.その結果,コントラクションギャップの形成は45wt%の1, 6-hexanediol水溶液を60秒間作用させた場合にのみ完全に抑制され,この条件が最適と評価された.また引張り接着性試験においては20.0wt%から57.5wt%濃度の1, 6-hexanediol水溶液を用いた場合で統計学的に有意差は認められなかった. |
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ISSN: | 0287-4547 1881-1361 |
DOI: | 10.4012/dmj.14.230 |