2.「外保連試案」と外科系技術評価の考え方
外科系学会社会保険委員会連合は,1967年に「社会保険診療における手術料を,学術的根拠に基づいて評価する」ために結成された組織である.その後,長い時間をかけて外科系医療技術の評価体系を作り上げ,外保連試案として公開してきた.実態調査に基づき,試案の精度を上げることで信頼性を高める努力が実り,最近の診療報酬改定では,医療技術評価の基礎的なデータとして取り扱われるようになった.本稿ではその歴史的経緯を述べるとともに,問題点と今後の展望について言及する....
Saved in:
Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 103; no. 12; pp. 2907 - 2912 |
---|---|
Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本内科学会
2014
|
Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
DOI | 10.2169/naika.103.2907 |
Cover
Summary: | 外科系学会社会保険委員会連合は,1967年に「社会保険診療における手術料を,学術的根拠に基づいて評価する」ために結成された組織である.その後,長い時間をかけて外科系医療技術の評価体系を作り上げ,外保連試案として公開してきた.実態調査に基づき,試案の精度を上げることで信頼性を高める努力が実り,最近の診療報酬改定では,医療技術評価の基礎的なデータとして取り扱われるようになった.本稿ではその歴史的経緯を述べるとともに,問題点と今後の展望について言及する. |
---|---|
ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.103.2907 |