コロナ禍における行動と意識の変化

新型コロナウイルスの感染症の拡大と長期化に伴い,世の中はパンデミック状態にある一方でテレワークの普及によって,個人生活にとってはメリットもあると考えられる.そこで現在の行動やコミュニケーション等の意識の変化,さらにフレイルなど健康面の課題について①生活,行動と意識に関するアンケート,②通勤,勤務と行動と意識に関するアンケート2種類のWeb調査により実態を明らかにした.その結果,未知のウイルスに対する脅威感から,人々の意識やライフスタイルも大きく変容していて,在宅時間の増加によりメリットもある一方で,時間の使い方は自己への投資などには回っておらず,健康面では不安を抱えていることが明らかになり,フ...

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Published in交通科学 Vol. 52; no. 2; pp. 3 - 12
Main Authors 竹浪, 仁, 平塚, 秀樹, 山中, 英生, 薮内, 一彦, 千葉, 真, 秋山, 哲男, 海保, 裕一, 池田, 典弘, 江藤, 和昭, 松原, 淳, 井上, 俊孝, 酒向, 正春
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 交通科学研究会 2021
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ISSN0288-1985
2435-2365
DOI10.34398/kokaken.52.2_3

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Summary:新型コロナウイルスの感染症の拡大と長期化に伴い,世の中はパンデミック状態にある一方でテレワークの普及によって,個人生活にとってはメリットもあると考えられる.そこで現在の行動やコミュニケーション等の意識の変化,さらにフレイルなど健康面の課題について①生活,行動と意識に関するアンケート,②通勤,勤務と行動と意識に関するアンケート2種類のWeb調査により実態を明らかにした.その結果,未知のウイルスに対する脅威感から,人々の意識やライフスタイルも大きく変容していて,在宅時間の増加によりメリットもある一方で,時間の使い方は自己への投資などには回っておらず,健康面では不安を抱えていることが明らかになり,フレイル等により健康寿命の短縮が危惧されるなど,新たな日常スタイルに向けての課題があることが明らかになった.
ISSN:0288-1985
2435-2365
DOI:10.34398/kokaken.52.2_3