大学体育授業におけるボディコンディショニングの取り組みについて

本稿は,大学での授業実践の成果とその分析を通して,大学体育授業にピラーティスベースのボディコンディショニングを取り入れることの意義と,今後の課題について述べている。学生のレポートや授業観察から,ピラーティスベースのボディコンディショニングが,身体面における効果だけでなく,緊張の緩和や心に落ち着きをもたらすなど,リラクセーション効果が現れていることが見受けられた。更に,自身と向き合い,身体の調子を整えることの重要性を学生が認識し始めていることが窺えた。以上のことから,身体の調子を整える方法の1つとして,大学の体育授業においても重要なものとなりうることが示唆された。...

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Bibliographic Details
Published in日本女子体育連盟学術研究 Vol. 27; pp. 55 - 63
Main Author 大熊, 玲子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本女子体育連盟 2011
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ISSN1882-0980
2185-3401
DOI10.11206/japew.27.55

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Summary:本稿は,大学での授業実践の成果とその分析を通して,大学体育授業にピラーティスベースのボディコンディショニングを取り入れることの意義と,今後の課題について述べている。学生のレポートや授業観察から,ピラーティスベースのボディコンディショニングが,身体面における効果だけでなく,緊張の緩和や心に落ち着きをもたらすなど,リラクセーション効果が現れていることが見受けられた。更に,自身と向き合い,身体の調子を整えることの重要性を学生が認識し始めていることが窺えた。以上のことから,身体の調子を整える方法の1つとして,大学の体育授業においても重要なものとなりうることが示唆された。
ISSN:1882-0980
2185-3401
DOI:10.11206/japew.27.55