3.血小板増加症
血小板数が60万/μl以上を病的と考え血小板増加症とよぶ.(1)反応性(二次性)血小板増加症(2)骨髄増殖性疾患(本態性血小板血症を含む)(3)骨髄異形成症候群(4)家族性血小板増加症(遺伝性)の鑑別が必要である.そのためには,病歴の詳細なる聞き取り·理学的所見の注意深い観察ならびに血液一般検査,骨髄検査,染色体検査などが重要である.WHO分類による本態性血小板血症の診断基準も提唱されている.本態性血小板血症だけに特異的ではないが,JAK2遺伝子変異が高頻度に認められる....
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Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 96; no. 7; pp. 1363 - 1367 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本内科学会
2007
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
DOI | 10.2169/naika.96.1363 |
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Summary: | 血小板数が60万/μl以上を病的と考え血小板増加症とよぶ.(1)反応性(二次性)血小板増加症(2)骨髄増殖性疾患(本態性血小板血症を含む)(3)骨髄異形成症候群(4)家族性血小板増加症(遺伝性)の鑑別が必要である.そのためには,病歴の詳細なる聞き取り·理学的所見の注意深い観察ならびに血液一般検査,骨髄検査,染色体検査などが重要である.WHO分類による本態性血小板血症の診断基準も提唱されている.本態性血小板血症だけに特異的ではないが,JAK2遺伝子変異が高頻度に認められる. |
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ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.96.1363 |