1.エビデンスに基づく薬物治療
虚血性心疾患治療の目的は発作の予防と発作時の治療,そして2次予防である.急性冠症候群は非ST上昇型とST上昇型に分類され,リスク層別化により治療戦略を決定する.安定労作狭心症を含めた低リスク群では,生活の質,日常生活の活動度から患者個々の背景を検討し侵襲的治療を加えるか否かを検討する.急性期の補完療法や慢性期の薬物治療を中心とした包括的患者管理は虚血性心疾患の治療の根幹である....
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Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 98; no. 2; pp. 299 - 305 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本内科学会
2009
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
DOI | 10.2169/naika.98.299 |
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Summary: | 虚血性心疾患治療の目的は発作の予防と発作時の治療,そして2次予防である.急性冠症候群は非ST上昇型とST上昇型に分類され,リスク層別化により治療戦略を決定する.安定労作狭心症を含めた低リスク群では,生活の質,日常生活の活動度から患者個々の背景を検討し侵襲的治療を加えるか否かを検討する.急性期の補完療法や慢性期の薬物治療を中心とした包括的患者管理は虚血性心疾患の治療の根幹である. |
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ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.98.299 |