ピンクリボン運動を始めとする全国乳がん啓発活動実態調査 日本乳癌検診学会広報委員会ピンクリボン活動小委員会予告

ピンクリボン運動を始めとする教育啓発活動は,2000年以来広がりを見せ,さまざまな内容・母体・規模・場所で行われている。活動の目的は,乳がん死亡率低下であるが,活動が有効かつ適正に進んでいくために,全国の現状調査を行い,実態を把握するとともに乳がん死亡率低下を実現しうる有効な活動の有り方や効果判定について考察・提言を行う。調査対象:当学会員およびピンクリボン活動団体,調査期間:2013年3月~5月,調査内容:主催する,関与する,または知っている活動の母体,内容,目的等について調査し,解析を行う。目的:1)現在全国で行われている活動の実態を把握し,これらの効果と,問題点を探る。2)検診受診率向上...

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Published in日本乳癌検診学会誌 Vol. 22; no. 1; pp. 82 - 85
Main Authors 島田, 菜穂子, 笹, 三徳, 田中, 真紀, 太田代, 紀子, 佐久間, 浩, 宮良, 球一郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本乳癌検診学会 25.03.2013
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ISSN0918-0729
1882-6873
DOI10.3804/jjabcs.22.82

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Summary:ピンクリボン運動を始めとする教育啓発活動は,2000年以来広がりを見せ,さまざまな内容・母体・規模・場所で行われている。活動の目的は,乳がん死亡率低下であるが,活動が有効かつ適正に進んでいくために,全国の現状調査を行い,実態を把握するとともに乳がん死亡率低下を実現しうる有効な活動の有り方や効果判定について考察・提言を行う。調査対象:当学会員およびピンクリボン活動団体,調査期間:2013年3月~5月,調査内容:主催する,関与する,または知っている活動の母体,内容,目的等について調査し,解析を行う。目的:1)現在全国で行われている活動の実態を把握し,これらの効果と,問題点を探る。2)検診受診率向上,乳がん死亡率低下のため,ピンクリボン運動が今後共有すべき目的・方法・母体,効果判定等に関して考察,指針作成等提言を行う。3)啓発教育活動に対する,当学会の役割を考察する。おわりに:当調査で,乳がん死亡率低下をもたらすピンクリボン活動はどうあるべきか考察・検証することは,情報を繋ぎ,活動の効果・質・社会認識を高めるとともに,あるべき活動を見直す機会になりえる。そのためには学会員各々の認識向上と調査参加が不可欠であり,協力を切望する。
ISSN:0918-0729
1882-6873
DOI:10.3804/jjabcs.22.82