インフォーマルコンパッションの先行要因と組織に与えるインパクト

近年,組織におけるコンパッションは研究者や実務家から注目を集めている.本研究は上司から部下の関係性以外の関係性で発生するものをインフォーマルコンパッションと名付け,その先行要因とワーク・エンゲイジメントとバーンアウトへの影響を調査した.まず半構造化インタビューにより仮説を導き,その後1088名へのアンケート調査により,仮説の検証を行った.インフォーマルコンパッションはワーク・エンゲイジメントを高め,バーンアウトを低減することが示唆された.また,インフォーマルコンパッションを高めるための具体的な施策を提案した....

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Bibliographic Details
Published inグロービス経営大学院紀要 Vol. 2; pp. 21 - 29
Main Authors 田中, 温子, 木村, 慶彦, 若杉, 忠弘, 塚田, 裕毅, 大西, 美穂子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 学校法人 グロービス経営大学院大学 30.11.2023
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ISSN2758-4046
DOI10.57433/globis.2.0_21

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Summary:近年,組織におけるコンパッションは研究者や実務家から注目を集めている.本研究は上司から部下の関係性以外の関係性で発生するものをインフォーマルコンパッションと名付け,その先行要因とワーク・エンゲイジメントとバーンアウトへの影響を調査した.まず半構造化インタビューにより仮説を導き,その後1088名へのアンケート調査により,仮説の検証を行った.インフォーマルコンパッションはワーク・エンゲイジメントを高め,バーンアウトを低減することが示唆された.また,インフォーマルコンパッションを高めるための具体的な施策を提案した.
ISSN:2758-4046
DOI:10.57433/globis.2.0_21