大学の授業における学生の状況的意欲の変化

本論文は,VALLERAND and RATELLE(2002)の動機づけの階層モデルにおいて指摘された状況的意欲について検討した.大学での講義において教室実験を行った.3回の講義において実施された課題における学生の状況的意欲についてデータを収集し,状況的意欲がどのような状態にあるかを調べた.本研究の主な結果は,以下の2点である.(1)学習者(学生)には,状況的意欲が変化するグループが存在することが見いだされた.(2)課題の内容が状況的意欲の変化に影響する可能性があることが示唆された.このことから,状況的意欲には変化可能性があることが示唆された....

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Bibliographic Details
Published in日本教育工学会論文誌 Vol. 33; no. Suppl.; pp. 17 - 20
Main Author 生田, 淳一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本教育工学会 2009
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ISSN1349-8290
2189-6453
DOI10.15077/jjet.KJ00005927766

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Summary:本論文は,VALLERAND and RATELLE(2002)の動機づけの階層モデルにおいて指摘された状況的意欲について検討した.大学での講義において教室実験を行った.3回の講義において実施された課題における学生の状況的意欲についてデータを収集し,状況的意欲がどのような状態にあるかを調べた.本研究の主な結果は,以下の2点である.(1)学習者(学生)には,状況的意欲が変化するグループが存在することが見いだされた.(2)課題の内容が状況的意欲の変化に影響する可能性があることが示唆された.このことから,状況的意欲には変化可能性があることが示唆された.
ISSN:1349-8290
2189-6453
DOI:10.15077/jjet.KJ00005927766