質量分析技術で探究する妊婦血清

体内のビタミン D は多くが皮膚で生合成されるともに、一部が食餌から摂取される。これらビタミン D は肝臓と腎臓で順を追って2回の水酸化反応を受けるこ とで様々な生理活性を発揮するが、ビタミン D 充足の指標となる貯蔵量は肝臓 で水酸化した 25 - ヒドロキシビタミン D の血中濃度で評価されている。最近になって、ビタミン D 欠乏とむずむず脚症候群との関連が注目されるよう になってきた。むずむず脚症候群の症状が頻発し、増悪する妊娠後期の血中濃 度を検証した私たちの先行研究においても、臨床で採用されている血液化学検 査の CLEIA 法では定量限界値の 4ng/mLを下回るほどに 25 -...

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Bibliographic Details
Published inThe Nursing Pharmacology Conference Vol. 2024.2; p. S1-2
Main Author 周尾, 卓也
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本薬理学会 2024
Japanese Pharmacological Society
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