ミクロ交通シミュレーションによる交差点部の安全性評価に関する研究

交通安全対策は交通事故データの分析を基に実施されている. このため, 交通事故が発生しないと交通事故対策が実行され難いこと, 交通安全対策実施における事前評価が困難であること, バイパス整備やIC設置等により交通流動が変化した場合の安全性評価等において課題が生じている. この課題を解決するため, 交通処理の検証に利用されているミクロ交通シミュレーションを交通安全評価への適用拡張を検討した. 筆者らの既往研究により明らかにされた「交差点手前の車両走行特性により交差点の潜在的危険性評価が可能である」との成果をミクロ交通シミュレーションに適用し, 新たな交差点部の安全性評価技術を開発することを目的に...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in土木情報利用技術論文集 Vol. 12; pp. 227 - 236
Main Authors 古池, 弘隆, 高島, 一彦, 森本, 章倫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 土木学会 2003
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN1349-1040
1884-913X
DOI10.2208/journalac2003.12.0_227

Cover

More Information
Summary:交通安全対策は交通事故データの分析を基に実施されている. このため, 交通事故が発生しないと交通事故対策が実行され難いこと, 交通安全対策実施における事前評価が困難であること, バイパス整備やIC設置等により交通流動が変化した場合の安全性評価等において課題が生じている. この課題を解決するため, 交通処理の検証に利用されているミクロ交通シミュレーションを交通安全評価への適用拡張を検討した. 筆者らの既往研究により明らかにされた「交差点手前の車両走行特性により交差点の潜在的危険性評価が可能である」との成果をミクロ交通シミュレーションに適用し, 新たな交差点部の安全性評価技術を開発することを目的に研究を実施した.
ISSN:1349-1040
1884-913X
DOI:10.2208/journalac2003.12.0_227