感染症と差別的言動:新型コロナウイルス感染症の流行が照らした課題

新型コロナウイルス感染症の国内流行では、感染者や家族をはじめ、エッセンシャルワーカー等に対する不当な差別的言動が問題視されたほか、過去に生じた感染症差別の再燃を一部でみることになった。本稿では、これまでの感染症差別の事象、感染症をめぐる差別的言動に対する法的な評価とその可能性を振り返りながら、人々の尊厳を守り、相互に尊重し合える社会を形成するために、先般の感染症流行が感染症差別からの解放を考えるにあたり照らした課題等を報告する。...

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Published inIATSS Review(国際交通安全学会誌) Vol. 48; no. 3; pp. 161 - 169
Main Author 辻村(伊藤), 貴子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益財団法人 国際交通安全学会 29.02.2024
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ISSN0386-1104
2433-4537
DOI10.24572/iatssreview.48.3_161

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Summary:新型コロナウイルス感染症の国内流行では、感染者や家族をはじめ、エッセンシャルワーカー等に対する不当な差別的言動が問題視されたほか、過去に生じた感染症差別の再燃を一部でみることになった。本稿では、これまでの感染症差別の事象、感染症をめぐる差別的言動に対する法的な評価とその可能性を振り返りながら、人々の尊厳を守り、相互に尊重し合える社会を形成するために、先般の感染症流行が感染症差別からの解放を考えるにあたり照らした課題等を報告する。
ISSN:0386-1104
2433-4537
DOI:10.24572/iatssreview.48.3_161