with/after コロナ時代の耳鼻咽喉科診療の取り組み 診療所の立場から

「はじめに」 私のような一般開業医にこのような大役の命が下ったのは, 私が日本耳鼻咽喉科臨床医会地域医療委員や山梨県の医会副会長を拝命していること, 小さな郡市医師会長を拝命していること, 耳鼻咽喉科開業医が日本ではじめて濃厚接触者とされた事例の情報発信にかかわったこと, などによるものであると考えている. 昨年2月頃から新型コロナに翻弄され続けているのは諸先生方と全く同じであり, まだまだafterコロナを予想できる状況にはないが, 本稿では, これまでの経験と試行錯誤を振り返り, 現段階(令和3年7月)で見えてきているものについて, 開業医の立場から若干の考察を加えたいと思う. 「I 日本...

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Published in日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 Vol. 125; no. 1; pp. 74 - 77
Main Author 渡部, 一雄
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 20.01.2022
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
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ISSN2436-5793
2436-5866
DOI10.3950/jibiinkotokeibu.125.1_74

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Summary:「はじめに」 私のような一般開業医にこのような大役の命が下ったのは, 私が日本耳鼻咽喉科臨床医会地域医療委員や山梨県の医会副会長を拝命していること, 小さな郡市医師会長を拝命していること, 耳鼻咽喉科開業医が日本ではじめて濃厚接触者とされた事例の情報発信にかかわったこと, などによるものであると考えている. 昨年2月頃から新型コロナに翻弄され続けているのは諸先生方と全く同じであり, まだまだafterコロナを予想できる状況にはないが, 本稿では, これまでの経験と試行錯誤を振り返り, 現段階(令和3年7月)で見えてきているものについて, 開業医の立場から若干の考察を加えたいと思う. 「I 日本初の耳鼻咽喉科開業医濃厚接触者事例とネブライザー問題について」 山梨県で最初の陽性者が確認された令和2年3月6日, 隣接する長野県で確認された陽性者が3日に県内耳鼻科診療所を受診していたことが判明した.
ISSN:2436-5793
2436-5866
DOI:10.3950/jibiinkotokeibu.125.1_74