ホルター心電図における発作性心房細動自動診断
ホルター心電図は今日広く普及しているが, 不整脈, とくに上室性不整脈の自動診断に対する信頼性は低く, その診断精度向上にはP波自動検出が不可欠である.発作性心房細動 (PAf) は日常診療においてよく遭遇し, その臨床的管理がきわめて重要な上室性不整脈である.ホルター心電図において自動診断が可能となれば臨床上有用と考えられる.今回, P波およびPAf検出アルゴリズムを考案し, 医師判定と比較することでPAf自動診断の精度と問題点について検討した.P波自動検出は12例を対象に36754個の洞性P波により検討した.感度は94.3%, 陽性反応的中度は98.5%であった.低振幅, ノイズ混入や先行...
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Published in | 昭和医学会雑誌 Vol. 57; no. 2; pp. 139 - 148 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
昭和大学学士会
28.04.1997
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