閉塞性動脈硬化症患者におけるL-カルニチン補充療法の検討

要旨:L-カルニチン投与(900 mg/day,3 カ月間)による閉塞性動脈硬化症患者の自覚症状や運動能への影響を検討した。33 名の検討において疾患特異性の高いVascuQOL 日本語版のactivity ドメインで投与前に比べ3 カ月目に有意差を持って改善が認められた。脈波,AI,6 分間最大歩行距離,WIQ でも改善傾向が認められた。カルニチンは運動能とともに動脈硬化自体も改善する可能性が示唆された。...

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Published in脈管学 Vol. 55; no. 8; pp. 117 - 123
Main Authors 洞口, 哲, 加藤, 盛人, 村上, 厚文
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本脈管学会 2015
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ISSN0387-1126
1880-8840
DOI10.7133/jca.15-00004

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Summary:要旨:L-カルニチン投与(900 mg/day,3 カ月間)による閉塞性動脈硬化症患者の自覚症状や運動能への影響を検討した。33 名の検討において疾患特異性の高いVascuQOL 日本語版のactivity ドメインで投与前に比べ3 カ月目に有意差を持って改善が認められた。脈波,AI,6 分間最大歩行距離,WIQ でも改善傾向が認められた。カルニチンは運動能とともに動脈硬化自体も改善する可能性が示唆された。
ISSN:0387-1126
1880-8840
DOI:10.7133/jca.15-00004