気管形成術を行った成人気管狭窄症例の検討

成人気管狭窄症例5例に対し、段階的に気管形成手術を行った。治療はtrough methodによる狭窄部瘢痕切除後、遊離粘膜を移植し、ステントを留置した。内腔が上皮化し、再狭窄がないことを確認した後、気管溝閉鎖および気切孔閉鎖を段階的に行った。5例中4例は気切孔を閉鎖することができた。気管狭窄症の治療に際しては、肉芽形成の予防と局所感染のコントロールが重要であると考えられた。...

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Published in耳鼻と臨床 Vol. 54; no. 5; pp. 265 - 270
Main Authors 田口, 亜紀, 兵頭, 政光, 本吉, 和美, 西窪, 加緒里
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 耳鼻と臨床会 20.09.2008
Subjects
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ISSN0447-7227
2185-1034
DOI10.11334/jibi1954.54.5_265

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Summary:成人気管狭窄症例5例に対し、段階的に気管形成手術を行った。治療はtrough methodによる狭窄部瘢痕切除後、遊離粘膜を移植し、ステントを留置した。内腔が上皮化し、再狭窄がないことを確認した後、気管溝閉鎖および気切孔閉鎖を段階的に行った。5例中4例は気切孔を閉鎖することができた。気管狭窄症の治療に際しては、肉芽形成の予防と局所感染のコントロールが重要であると考えられた。
ISSN:0447-7227
2185-1034
DOI:10.11334/jibi1954.54.5_265