下肢静脈瘤手術患者における術後深部静脈血栓症予防のための血管超音波検査によるiliac compression syndromeの評価

要 旨:下肢静脈瘤手術患者における術後深部静脈血栓症(DVT)の発症予防のため,術前血管超音波検査によってiliac compression syndromeの評価を行った。術前超音波検査での左腸骨静脈最小径/遠位部最大径比により,狭窄前での10 cm/s未満の血流のうっ滞を予測でき(感度:67%,特異度:92%,AUC:0.83),DVT発症のリスク評価に有用であると考えられた。...

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Published in脈管学 Vol. 54; no. 3; pp. 25 - 30
Main Authors 渡邊, 亮司, 中西, 浩之
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本脈管学会 2014
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Summary:要 旨:下肢静脈瘤手術患者における術後深部静脈血栓症(DVT)の発症予防のため,術前血管超音波検査によってiliac compression syndromeの評価を行った。術前超音波検査での左腸骨静脈最小径/遠位部最大径比により,狭窄前での10 cm/s未満の血流のうっ滞を予測でき(感度:67%,特異度:92%,AUC:0.83),DVT発症のリスク評価に有用であると考えられた。
ISSN:0387-1126
1880-8840
DOI:10.7133/jca.13-00040