地下水流動に関する諸問題への混合型有限要素法の適用

放射性廃棄物処分施設の安全評価では不均質場における地下水流動解析を精緻に行うことが重要である。そのため,欧米では従来よりも高精度な解析手法の実用化に向けた検討が進められており,我が国と比較して大きく先行している。筆者らは海外事例の調査を行い,混合型有限要素法(特に不連続ガラーキン法および混合ハイブリッド有限要素法)の既往の手法に対する優位性が示されていたことを踏まえ,当該手法を適用した数値解析コードの開発を進めている。 本稿では筆者らの調査した海外事例の一部と,これらの手法の概要および筆者らが開発を進めている解析コードの適用事例について報告を行う。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in地下水学会誌 Vol. 56; no. 3; pp. 213 - 224
Main Authors 井尻, 裕二, 小野, 誠, 鈴木, 俊一, 八木, 啓介
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本地下水学会 2014
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0913-4182
2185-5943
DOI10.5917/jagh.56.213

Cover

More Information
Summary:放射性廃棄物処分施設の安全評価では不均質場における地下水流動解析を精緻に行うことが重要である。そのため,欧米では従来よりも高精度な解析手法の実用化に向けた検討が進められており,我が国と比較して大きく先行している。筆者らは海外事例の調査を行い,混合型有限要素法(特に不連続ガラーキン法および混合ハイブリッド有限要素法)の既往の手法に対する優位性が示されていたことを踏まえ,当該手法を適用した数値解析コードの開発を進めている。 本稿では筆者らの調査した海外事例の一部と,これらの手法の概要および筆者らが開発を進めている解析コードの適用事例について報告を行う。
ISSN:0913-4182
2185-5943
DOI:10.5917/jagh.56.213