左室流出路狭窄を伴った再発性たこつぼ型心筋症の一例
78 歳女性,2 年前に強い精神的ストレスを契機にたこつぼ型心筋症の既往があり,その際,S 状中隔と左室流出路狭窄の一時的合併を認めた.平成 22 年 1 月26 日家庭内で再び強い精神的ストレスを感じた際に胸痛を認め,前医に搬送された.心電図は ST-T 異常,トロポニン I の軽度上昇を認め,冠動脈造影を施行した.冠動脈には有意狭窄認めず,アセチルコリン負荷試験で多発性に冠攣縮が認められた.左室造影ではたこつぼ型壁運動異常を認め,さらに大動脈―左室引き抜き圧測定では左室流出路にて 80 mmHg の圧較差を認めた.心エコ ー所見は S 字状中隔を認め,M モードで僧帽弁収縮期前方運動 (S...
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Published in | 日大医学雑誌 Vol. 70; no. 1; pp. 45 - 49 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本大学医学会
01.02.2011
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