地下き裂成長経路に関する破壊力学的研究

地熱エネルギ開発において, 先在する傾いた既破断面に水が注入され, 水圧破砕が行われる場合のき裂(貯留層)成長過程を, 曲線き裂を有する二次元屈折き裂モデルに刃状転位の連続分布法を適用して解析評価した. その結果, き裂成長経路を明らかにするとともに, 既破断面の傾きによっては成長初期に不安定なき裂成長が生じることを明らかにした. また, き裂作成時における地上ポンプ圧とき裂の大きさおよび容積の関係を求めた....

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Published in日本機械学会論文集 A編 Vol. 51; no. 465; pp. 1359 - 1366
Main Authors 山本, 隆史, 阿部, 博之, 林, 一夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本機械学会 1985
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ISSN0387-5008
1884-8338
DOI10.1299/kikaia.51.1359

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Summary:地熱エネルギ開発において, 先在する傾いた既破断面に水が注入され, 水圧破砕が行われる場合のき裂(貯留層)成長過程を, 曲線き裂を有する二次元屈折き裂モデルに刃状転位の連続分布法を適用して解析評価した. その結果, き裂成長経路を明らかにするとともに, 既破断面の傾きによっては成長初期に不安定なき裂成長が生じることを明らかにした. また, き裂作成時における地上ポンプ圧とき裂の大きさおよび容積の関係を求めた.
ISSN:0387-5008
1884-8338
DOI:10.1299/kikaia.51.1359