災害時に発信される災害・防災情報の収集の実践と課題:2019年に発生した風水害を事例として

災害発生時には様々な機関からインターネットを通じて数多くの災害・防災情報が発信されるとともに、時々刻々とその情報が変化し更新されていく。そのため、発信された災害・防災情報にはWebサイト上での記載がなくなり、情報そのもの自体が消失するなど、タイミングを逃すと取得できないものが出てくる。こうした災害・防災情報のデジタルアーカイブを行うことは、災害の動向を時系列で把握する上で重要である。本研究では2019年に発生した風水害を対象として、インターネット上の災害・防災情報の網羅的収集に関する実践事例を紹介し、そこで浮かび上がった課題を述べる。...

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Published inデジタルアーカイブ学会誌 Vol. 5; no. 3; pp. 203 - 207
Main Authors 三浦, 伸也, 前田, 佐知子, 臼田, 裕一郎, 千葉, 洋平, 佐野, 浩彬, 池田, 千春
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published デジタルアーカイブ学会 01.07.2021
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ISSN2432-9762
2432-9770
DOI10.24506/jsda.5.3_203

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Summary:災害発生時には様々な機関からインターネットを通じて数多くの災害・防災情報が発信されるとともに、時々刻々とその情報が変化し更新されていく。そのため、発信された災害・防災情報にはWebサイト上での記載がなくなり、情報そのもの自体が消失するなど、タイミングを逃すと取得できないものが出てくる。こうした災害・防災情報のデジタルアーカイブを行うことは、災害の動向を時系列で把握する上で重要である。本研究では2019年に発生した風水害を対象として、インターネット上の災害・防災情報の網羅的収集に関する実践事例を紹介し、そこで浮かび上がった課題を述べる。
ISSN:2432-9762
2432-9770
DOI:10.24506/jsda.5.3_203