当院にて採用した大容量ハードディスクによる手術の一元管理録画システム

• Published in: 耳鼻と臨床 Vol. 60; no. 3; pp. 112 - 116
• Main Authors: 新川, 敦, 新川, 真那実, 山本, 英永, 新川, 樹一郎, 成井, 裕弥, 大石, 真綾, 矢野, さゆり, 宮本, ゆう子, 陶, 陽
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 耳鼻と臨床会 20.05.2014
• Subjects: ADMENIC; FaceTime; 手術指導; 手術録画システム
• ISSN: 0447-7227; 2185-1034
• DOI: 10.11334/jibi.60.112

2013 年 5 月に当院に 19 TB の大容量ハードディスクによる手術映像記録・配信システムである ADMENIC （カリーナシステム株式会社） を採用した。このシステムの導入により、手術映像は院内のすべての PC から閲覧ができるようになった。また Apple 社の FaceTime® の音声伝達機能を追加し、院内手術カンファレンスができるようにした。その結果、手術指導医は若手医師の手術指導のために、常に手術室で待機している必要がなくなった。指導医は術者への手術指導が必要な場合でも、手術室に出向かずに、外来診察をしながら外来の PC から手術指導することができるのである。また、手術に興味がある若手医師にとっては自分の院内にいる場所すべての PC 画面上で、好きなときに現在進行している手術をリアルタイムで閲覧できるようになり、手術臨床例の増加によって、スキルアップにも徐々に利用されてきている。