慢性呼吸器疾患看護認定看護師として呼吸ケアにどのように貢献していくか

慢性呼吸器疾患看護は,2010年に日本看護協会が定める特定分野として認定され,慢性呼吸器疾患看護認定看護師として全国で活動している.慢性呼吸器疾患患者が在宅での生活を行うためには治療や療養に対するアドヒアランスやセルフマネジメント能力の維持・向上が大切である.慢性呼吸器疾患看護認定看護師はその専門性を発揮し,その人らしい生きていくことを支えなければならない.チーム医療のなかでは慢性呼吸器疾患看護認定看護師はコーディネーターとしての役割を担い,チーム医療の推進に努めている.呼吸ケアにおいては多職種による医療チームでの介入が必要不可欠であり,慢性呼吸器疾患看護認定看護師としてスタッフへのエンパワー...

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Published in日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 Vol. 25; no. 1; pp. 58 - 60
Main Author 小林, 千穂
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 30.04.2015
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ISSN1881-7319
2189-4760
DOI10.15032/jsrcr.25.1_58

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Summary:慢性呼吸器疾患看護は,2010年に日本看護協会が定める特定分野として認定され,慢性呼吸器疾患看護認定看護師として全国で活動している.慢性呼吸器疾患患者が在宅での生活を行うためには治療や療養に対するアドヒアランスやセルフマネジメント能力の維持・向上が大切である.慢性呼吸器疾患看護認定看護師はその専門性を発揮し,その人らしい生きていくことを支えなければならない.チーム医療のなかでは慢性呼吸器疾患看護認定看護師はコーディネーターとしての役割を担い,チーム医療の推進に努めている.呼吸ケアにおいては多職種による医療チームでの介入が必要不可欠であり,慢性呼吸器疾患看護認定看護師としてスタッフへのエンパワーメントを行うことは,チーム医療の推進に繋がり,さらには呼吸ケアの広がりと質の向上に寄与すると考える.
ISSN:1881-7319
2189-4760
DOI:10.15032/jsrcr.25.1_58