胃食道逆流症に腹腔鏡下逆流防止手術および精神科的治療を行い改善を得た1例
症例は46歳男性。嘔気・嘔吐・腹満・噯気に14年来悩まされてきた。諸検査より胃食道逆流症と診断し,腹腔鏡下Toupet手術を施行した。術後,著しい胃拡張を認め,胃管挿入により減圧した。経過より呑気症の合併を疑い,スルピリドを投与したところ症状の改善を得た。諸家の報告にも見られるように,呑気症を合併するGERDは手術のみでは症状の改善を得るのが困難であり,精神科的治療が必須であると考えられた。...
Saved in:
Published in | Progress of Digestive Endoscopy Vol. 73; no. 2; pp. 128 - 129 |
---|---|
Main Authors | , , , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
10.12.2008
|
Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1348-9844 2187-4999 |
DOI | 10.11641/pde.73.2_128 |
Cover
Summary: | 症例は46歳男性。嘔気・嘔吐・腹満・噯気に14年来悩まされてきた。諸検査より胃食道逆流症と診断し,腹腔鏡下Toupet手術を施行した。術後,著しい胃拡張を認め,胃管挿入により減圧した。経過より呑気症の合併を疑い,スルピリドを投与したところ症状の改善を得た。諸家の報告にも見られるように,呑気症を合併するGERDは手術のみでは症状の改善を得るのが困難であり,精神科的治療が必須であると考えられた。 |
---|---|
ISSN: | 1348-9844 2187-4999 |
DOI: | 10.11641/pde.73.2_128 |