胃癌末期の癌性腹膜炎症例に対する外科的介入の効果

[目的]胃癌の腹膜播種型進展による消化管通過障害例に対する外科的介入の効果についての研究。 [方法]上部消化管狭窄型(n:6)と下部狭窄型(n:17)に分けて外科的対処施行後の在宅への移行状況(IVH離脱下で)について検討した。 [結果]上部狭窄群では、1例のみが在宅へ移行しその期間が16日間であったのに対し、下部狭窄群では10例が在宅に移行し、平均在宅期間は288日間であり、特に直腸狭窄が主体の症例の中には、結腸人工肛門造設ののちさらに年余にわたって経口摂取が可能となった症例が認められた。...

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Published in日本ストーマリハビリテーション学会誌 Vol. 13; no. 1; pp. 19 - 22
Main Authors 宮本, 路代, 実方, 由美, 渡辺, 敏, 井上, 美幸, 影沼澤, 明美, 藤田, 昌宏
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会 1997
Subjects
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ISSN0916-6440
2436-8806
DOI10.32158/jssr.13.1_19

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Summary:[目的]胃癌の腹膜播種型進展による消化管通過障害例に対する外科的介入の効果についての研究。 [方法]上部消化管狭窄型(n:6)と下部狭窄型(n:17)に分けて外科的対処施行後の在宅への移行状況(IVH離脱下で)について検討した。 [結果]上部狭窄群では、1例のみが在宅へ移行しその期間が16日間であったのに対し、下部狭窄群では10例が在宅に移行し、平均在宅期間は288日間であり、特に直腸狭窄が主体の症例の中には、結腸人工肛門造設ののちさらに年余にわたって経口摂取が可能となった症例が認められた。
ISSN:0916-6440
2436-8806
DOI:10.32158/jssr.13.1_19