脳卒中患者の退院6ヵ月後の社会的活動性に影響をおよぼす要因の検討 Health Action Process Approachの視点から

〔目的〕退院6ヵ月後の脳卒中患者の社会的活動に影響を及ぼす要因を明らかにすることとした.〔対象〕脳卒中患者45名.〔方法〕退院3ヵ月後,および6ヵ月後に質問紙調査を行った.退院6ヵ月後の社会的活動性を基準変数とし,年齢,性別,退院3ヵ月後の日常生活動作能力,社会的活動実施意図,行動計画,および対処計画を説明変数とするカテゴリカル回帰分析を用いて,退院6ヵ月後の社会的活動に関連する要因を検討した.〔結果〕行動計画および対処計画が,退院6ヵ月後の社会的活動に影響を及ぼすことが明らかになった.〔結語〕社会的活動性の向上を目的とした支援には,詳細な計画の立案を促すことが有効であることが示唆された....

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Published in理学療法科学 Vol. 29; no. 6; pp. 989 - 993
Main Authors 竹中, 晃二, 矢作, 友里, 小沼, 佳代, 島崎, 崇史
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2014
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Summary:〔目的〕退院6ヵ月後の脳卒中患者の社会的活動に影響を及ぼす要因を明らかにすることとした.〔対象〕脳卒中患者45名.〔方法〕退院3ヵ月後,および6ヵ月後に質問紙調査を行った.退院6ヵ月後の社会的活動性を基準変数とし,年齢,性別,退院3ヵ月後の日常生活動作能力,社会的活動実施意図,行動計画,および対処計画を説明変数とするカテゴリカル回帰分析を用いて,退院6ヵ月後の社会的活動に関連する要因を検討した.〔結果〕行動計画および対処計画が,退院6ヵ月後の社会的活動に影響を及ぼすことが明らかになった.〔結語〕社会的活動性の向上を目的とした支援には,詳細な計画の立案を促すことが有効であることが示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.29.989