産婦人科領域感染症におけるcefozopranの臨床的検討

新しく開発されたセファロスポリン系抗生物質cefozopran (CZOP) について産婦人科領域感染症に対する臨床的検討を行い, 次のような成績を得た。 子宮内膜炎4例, 骨盤腹膜炎4例, ダグラス窩膿瘍1例, バルトリン腺膿瘍2例, 卵管炎1例にCZOP1回1gを1日2回点滴静注した結果, 有効7例, 判定不能5例であった。副作用としては, 2例で嘔吐, 食欲不振を認めた。本剤によると思われる臨床検査値の異常は認められなかった。...

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Published inCHEMOTHERAPY Vol. 41; no. Supplement4; pp. 679 - 682
Main Authors 小池, 清彦, 清水, 良明, 小林, 重光, 落合, 和彦, 北川, 道弘, 恩田, 威一, 寺島, 芳輝
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本化学療法学会 1993
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Summary:新しく開発されたセファロスポリン系抗生物質cefozopran (CZOP) について産婦人科領域感染症に対する臨床的検討を行い, 次のような成績を得た。 子宮内膜炎4例, 骨盤腹膜炎4例, ダグラス窩膿瘍1例, バルトリン腺膿瘍2例, 卵管炎1例にCZOP1回1gを1日2回点滴静注した結果, 有効7例, 判定不能5例であった。副作用としては, 2例で嘔吐, 食欲不振を認めた。本剤によると思われる臨床検査値の異常は認められなかった。
ISSN:0009-3165
1884-5894
DOI:10.11250/chemotherapy1953.41.Supplement4_679