耳鼻咽喉科領域におけるSultamicillinの基礎的ならびに臨床的検討

• Published in: CHEMOTHERAPY Vol. 33; no. Supplement2; pp. 793 - 797
• Main Authors: 馬場, 駿吉, 木下, 治二, 森, 慶人, 丸尾, 猛
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 公益社団法人 日本化学療法学会 1985
• ISSN: 0009-3165; 1884-5894
• DOI: 10.11250/chemotherapy1953.33.Supplement2_793

Sultamicillinに関する基礎的ならびに臨床的研究を行ない, 次の結果を得た。 1) Sultamicillin 750mg投与後のABPC, SBTの扁桃組織移行濃度を測定した。 内服1時間後の平均血中濃度はABPC 2.54～3.60μg/ml, SBT1.88～4.56μg/mlで, 扁桃組織内でABPC 0.24～0.60μg/g, SBT 0.50～0.96μg/gであった。 2) Sultamicillinを耳鼻咽喉科領域感染症に使用し, その有効率は54.6%であった。 3) 副作用は認められなかった。