第13回体表心臓微小電位研究会 Brugada症候群における加算平均心電図と標準12誘導心電図との関連性について
Brugada症候群において,加算平均心電図法にて脱分極障害を示唆するLate potentia1が記録されている.標準12誘導心電図にてLate potentia1の存在が推測可能であれば,その臨床的意義は大きい.本検討では,心電図記録用紙に記録された心電波形より,波形を認識し,自動的に計測する方法を考案し,加算平均心電図法fitered QRS duration(tfQRSd)と12誘導心電図でのV2,V5誘導でのQRS幅の関係を検討した.記録紙に記録された心電波形から自動計測された心電図QRS幅(V2誘導での1ate r波を含んだQRS幅)は,加算平均心電図で測定されたtfQRSdとより...
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Published in | 心臓 Vol. 36; no. Supplement1; pp. 12 - 14 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益財団法人 日本心臓財団
2004
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Subjects | |
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ISSN | 0586-4488 2186-3016 |
DOI | 10.11281/shinzo1969.36.Supplement1_12 |
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Summary: | Brugada症候群において,加算平均心電図法にて脱分極障害を示唆するLate potentia1が記録されている.標準12誘導心電図にてLate potentia1の存在が推測可能であれば,その臨床的意義は大きい.本検討では,心電図記録用紙に記録された心電波形より,波形を認識し,自動的に計測する方法を考案し,加算平均心電図法fitered QRS duration(tfQRSd)と12誘導心電図でのV2,V5誘導でのQRS幅の関係を検討した.記録紙に記録された心電波形から自動計測された心電図QRS幅(V2誘導での1ate r波を含んだQRS幅)は,加算平均心電図で測定されたtfQRSdとよりよい相関を示し,Brugada症候群において,伝導異常の指標として有用である可能性が示唆された. |
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ISSN: | 0586-4488 2186-3016 |
DOI: | 10.11281/shinzo1969.36.Supplement1_12 |