ガラス繊維の水による溶出に及ぼす表面構造の影響

種々の紡糸条件で作製したガラス繊維の水に対する溶出挙動を検討した. その結果, 試料作製時のガラス紡糸温度の低いもの及び紡糸速度の大きいものほど, Na2O, SiO2の溶出量は大であった. 特にSiO2溶出量は徐冷ガラスや再加熱処理ガラス繊維に比較して著しく大であった. これらの結果より種々の紡糸条件で作られたガラス繊維の表面構造の変化の内容について推定を試みた....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in窯業協會誌 Vol. 87; no. 1007; pp. 340 - 343
Main Authors 四十宮, 龍徳, 橋本, 甲四郎, 小林, 雅博, 藤沢, 孝雄
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本セラミックス協会 1979
Online AccessGet full text
ISSN0009-0255
1884-2127
DOI10.2109/jcersj1950.87.1007_340

Cover

More Information
Summary:種々の紡糸条件で作製したガラス繊維の水に対する溶出挙動を検討した. その結果, 試料作製時のガラス紡糸温度の低いもの及び紡糸速度の大きいものほど, Na2O, SiO2の溶出量は大であった. 特にSiO2溶出量は徐冷ガラスや再加熱処理ガラス繊維に比較して著しく大であった. これらの結果より種々の紡糸条件で作られたガラス繊維の表面構造の変化の内容について推定を試みた.
ISSN:0009-0255
1884-2127
DOI:10.2109/jcersj1950.87.1007_340