錐六番熔化衞生器の標準色琺瑯

衞生器に用ふる標準色のサムプルを造るために6種の着色琺瑯の組成と製法とが記載されてゐる。これ等の琺瑯は亦錐6番の標準熔化衞生器 (こゝに熔化としたのは原文のVitrivus chinaをかく譯したのである。Vitrivus chinaは日本で瀬戸物といふやうに熔化支那物即ち磁器のことを意味するのであらう。譯者が見た實物は磁器素地を熔化又は磁化するまで無釉で締燒し, 後硬質陶器の如く低温度で釉燒した米國式の二度燒磁器である。以下ビトリアスチヤイナとも書く, -譯者註) の製造にも用ひらる。...

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Published in大日本窯業協會雑誌 Vol. 43; no. 510; pp. 363 - 368
Main Author 小川, 新一郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本セラミックス協会 1935
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ISSN0366-9998
1884-2119
DOI10.2109/jcersj1892.43.363

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Summary:衞生器に用ふる標準色のサムプルを造るために6種の着色琺瑯の組成と製法とが記載されてゐる。これ等の琺瑯は亦錐6番の標準熔化衞生器 (こゝに熔化としたのは原文のVitrivus chinaをかく譯したのである。Vitrivus chinaは日本で瀬戸物といふやうに熔化支那物即ち磁器のことを意味するのであらう。譯者が見た實物は磁器素地を熔化又は磁化するまで無釉で締燒し, 後硬質陶器の如く低温度で釉燒した米國式の二度燒磁器である。以下ビトリアスチヤイナとも書く, -譯者註) の製造にも用ひらる。
ISSN:0366-9998
1884-2119
DOI:10.2109/jcersj1892.43.363