骨盤内悪性血管周皮腫の1例

症例は57歳,男性.2010年8月より排尿時違和感を認め前医受診.腹部造影CT検査にて骨盤内に径10cm大の腫瘤影を認め,当院紹介受診.超音波内視鏡検査,注腸検査から直腸壁外の血流豊富な巨大腫瘍と判断し,切除術を行った.病理組織学的検査により後腹膜由来の悪性血管周皮腫と診断した.悪性血管周皮腫は,高頻度に再発するため厳重な長期間の経過観察が必要である....

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Published in日本臨床外科学会雑誌 Vol. 73; no. 8; pp. 2093 - 2098
Main Authors 田口, 和浩, 中原, 雅浩, 住谷, 大輔, 濵岡, 道則, 高橋, 元, 米原, 修治
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本臨床外科学会 2012
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Summary:症例は57歳,男性.2010年8月より排尿時違和感を認め前医受診.腹部造影CT検査にて骨盤内に径10cm大の腫瘤影を認め,当院紹介受診.超音波内視鏡検査,注腸検査から直腸壁外の血流豊富な巨大腫瘍と判断し,切除術を行った.病理組織学的検査により後腹膜由来の悪性血管周皮腫と診断した.悪性血管周皮腫は,高頻度に再発するため厳重な長期間の経過観察が必要である.
ISSN:1345-2843
1882-5133
DOI:10.3919/jjsa.73.2093