歯科用デジタルX線画像診断システムにおける画像ファイルフォーマットの汎用性

歯科用デジタルX線画像診断システムで得られる画像は, パーソナルコンピュータ(以下, パソコン)で扱えるデータとなる1, 2. パソコンの性能が向上して, 画像のような大きな容量のデータを扱うことが徐々に容易になっている現状では, このようなX線画像をパソコン上で思い通りに扱えることは重要である. たとえば, 画像を磁気メディアに保存する際に画像圧縮が利用できれば, その容量を節約できる3. また, 画像通信を利用すれば, 遠隔地との間で送受信できる4, 5. もし, 歯科診療室内で複数のパソコンが稼働していれば, その間で画像の受け渡しが容易にできる. さらに, 画像を使ってプレゼンテーショ...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in歯科放射線 Vol. 38; no. 1; pp. 23 - 30
Main Authors 森, 俊道, 黒柳, 錦也, 和光, 衛, 早川, 吉彦, 太田, 淑子, 澁谷, 仁志
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本歯科放射線学会 31.03.1998
日本歯科放射線学会
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0389-9705
2185-6311
DOI10.11242/dentalradiology1960.38.23

Cover

More Information
Summary:歯科用デジタルX線画像診断システムで得られる画像は, パーソナルコンピュータ(以下, パソコン)で扱えるデータとなる1, 2. パソコンの性能が向上して, 画像のような大きな容量のデータを扱うことが徐々に容易になっている現状では, このようなX線画像をパソコン上で思い通りに扱えることは重要である. たとえば, 画像を磁気メディアに保存する際に画像圧縮が利用できれば, その容量を節約できる3. また, 画像通信を利用すれば, 遠隔地との間で送受信できる4, 5. もし, 歯科診療室内で複数のパソコンが稼働していれば, その間で画像の受け渡しが容易にできる. さらに, 画像を使ってプレゼンテーションをすることは, 歯科診療所の歯科医師や大学や研究所に籍を置く教員や研究者にとって頻繁にある機会であろう. そのための資料作りにパソコンを利用する場合, ソフトウエアとしては, Power Point(Microsoft Corp.)とPersuasion(Adobe Systems Inc.)が大きなシェアを占めていることに間違いはないであろう.
ISSN:0389-9705
2185-6311
DOI:10.11242/dentalradiology1960.38.23