らい菌感染アルマジロの病理学的研究
カービル療養所から5回にわたり取り寄せたアルマジロ全頭20匹を、われわれ研究チームで飼育し、感染ヌードマウスより採取したらい菌で感染実験を行った。感染は10 8-9即の大量菌を静脈内及び皮下に接種の15匹と対照として非接種の5匹に分けた。 菌液接種後最短7.5か月、最長34か月の期間に死亡した9匹と屠殺6匹を剖検し、スタンプ標本と病理標本を作成し検索した。結果2匹のみが軽度の感染状況に止まったが、その他は生存期間の長短には関係なく、いずれも重度広汎な感染の進展が観察された。臓器では静脈内と皮下接種のいずれにおいても、肝、脾に顕著な菌の増殖と病巣の進展拡大が確認され、その他、肺、副腎、リンパ節、...
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Published in | 日本ハンセン病学会雑誌 Vol. 66; no. 3; pp. 227 - 235 |
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Main Authors | , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | English Japanese |
Published |
日本ハンセン病学会
1997
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Subjects | |
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