川原の実物大写真と石の標本を組み合わせた教材の有効性の検証―小学校理科「流水の働き」における川の野外観察の代替教材として

小学校の理科では,野外に出掛け体験的に学習することが求められているが,「流水の働き」における川原の石の野外観察については,実施に困難を伴うことが多い.本研究では,川原の実物大写真と石の標本を組み合わせ,学校内に川原を再現する教材を作成した.大分川流域の小学校において実践したところ,石の標本のみを用いる場合と比べ,観察内容も豊富であり,有効であることを明らかにした....

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Published in地学教育 Vol. 74; no. 2; pp. 45 - 58
Main Author 三次, 徳二
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本地学教育学会 25.06.2022
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ISSN0009-3831
2423-8953
DOI10.18904/chigakukyoiku.74.2_45

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Summary:小学校の理科では,野外に出掛け体験的に学習することが求められているが,「流水の働き」における川原の石の野外観察については,実施に困難を伴うことが多い.本研究では,川原の実物大写真と石の標本を組み合わせ,学校内に川原を再現する教材を作成した.大分川流域の小学校において実践したところ,石の標本のみを用いる場合と比べ,観察内容も豊富であり,有効であることを明らかにした.
ISSN:0009-3831
2423-8953
DOI:10.18904/chigakukyoiku.74.2_45