MIROC4を基にした化学輸送モデルと逆解法とを用いた大気中一酸化二窒素の動態解析
大気中の一酸化二窒素(N2O)は地球温暖化および成層圏オゾン減少に影響を及ぼしており、発生源ごとの放出量推定の精緻化は気候変動の政策決定において非常に重要である。本研究ではまず大気大循環モデルMIROC4を基にした化学輸送モデル(ACTM)を用いたコントロール実験を行い、大気中N2O濃度の時空間変動について現場観測等を用いた検証を行なった。本計算に際しては各種起源(土壌起源、農業起源、その他人為起源、海洋起源)について複数のインベントリを用い、合計5種類の組み合わせで計算を行なった。その結果、N2Oの大気中寿命は年々変動の影響を含め、127.6±4.0年と推定された。次に、世界各地の42地点に...
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Published in | 気象集誌. 第2輯 Vol. 100; no. 2; pp. 361 - 386 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | English Japanese |
Published |
公益社団法人 日本気象学会
2022
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