看護職者の情報学研修受講経験と今後の学習希望に関する調査

看護師がこれまでに情報学に関する研修等を受講した経験があるのか,また今後看護職者としてどのような情報学的な学習の希望を有しているのか実態を把握することを目的として,アンケート調査を実施した.正/准看護師の資格を有する3,177名の回答を分析した結果,正/准看護師以外の資格保持者や管理職者は研修受講経験を有し,かつ情報学や看護情報学を今後学ぶ希望を有する傾向が強いことが示された.また,今後の研修では,女性の抵抗感を軽減しつつ,年齢が高い者や情報学に関する研修未受講者に注目し,かつ紙カルテ使用機関へ勤務する者を念頭に置いて対象者を選び,実務へすぐに活用可能な内容を提供することが期待されていることも...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本教育工学会論文誌 Vol. 46; no. Suppl.; pp. 53 - 56
Main Authors 遠山, 紗矢香, 古川, 亮子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本教育工学会 20.12.2022
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN1349-8290
2189-6453
DOI10.15077/jjet.S46031

Cover

More Information
Summary:看護師がこれまでに情報学に関する研修等を受講した経験があるのか,また今後看護職者としてどのような情報学的な学習の希望を有しているのか実態を把握することを目的として,アンケート調査を実施した.正/准看護師の資格を有する3,177名の回答を分析した結果,正/准看護師以外の資格保持者や管理職者は研修受講経験を有し,かつ情報学や看護情報学を今後学ぶ希望を有する傾向が強いことが示された.また,今後の研修では,女性の抵抗感を軽減しつつ,年齢が高い者や情報学に関する研修未受講者に注目し,かつ紙カルテ使用機関へ勤務する者を念頭に置いて対象者を選び,実務へすぐに活用可能な内容を提供することが期待されていることも示された.
ISSN:1349-8290
2189-6453
DOI:10.15077/jjet.S46031