ヨコエソ科オニハダカCyclothone atraria の雄性先熟性転換
相模湾における中層性オニハダカ属魚類3種, ユキオニハダカ, ハイイロオニハダカ, およびオニハダカの生活史を調査中そのうちの1種オニハダカにおいて, 外見は嗅板が肥大した雄に類似するが, 両性生殖巣をもつ個体が多教観察された.このような雌雄同体は体長の小さな雄 (17-37mm SL) および体長の大きな雌 (23-59mm SL) の中間的な体長 (20-36mm SL) に認められたことから, 本種は相模湾において雄性先熟性転換を行なっていると考えられた....
Saved in:
Published in | 魚類学雑誌 Vol. 31; no. 4; pp. 438 - 440 |
---|---|
Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | English Japanese |
Published |
一般社団法人 日本魚類学会
1985
|
Online Access | Get full text |
ISSN | 0021-5090 1884-7374 |
DOI | 10.11369/jji1950.31.438 |
Cover
Summary: | 相模湾における中層性オニハダカ属魚類3種, ユキオニハダカ, ハイイロオニハダカ, およびオニハダカの生活史を調査中そのうちの1種オニハダカにおいて, 外見は嗅板が肥大した雄に類似するが, 両性生殖巣をもつ個体が多教観察された.このような雌雄同体は体長の小さな雄 (17-37mm SL) および体長の大きな雌 (23-59mm SL) の中間的な体長 (20-36mm SL) に認められたことから, 本種は相模湾において雄性先熟性転換を行なっていると考えられた. |
---|---|
ISSN: | 0021-5090 1884-7374 |
DOI: | 10.11369/jji1950.31.438 |