リサイクルポリスチレン材の高温圧縮成形における内部空隙の低減方法

本研究では,リサイクルポリスチレン (PS) を用いた高温圧縮成形における成形条件の検討による成形品内の空隙低減を目的としている。リサイクル材を原料に戻す工程を削除することにより,コストや CO2 の削減が可能となる。また,色が混ざらないために,これまでの樹脂成形方法では表現できなかった色彩やデザインが成形可能になると考えられる。成形品の形状は最も一般的な板形状とした。また,成形品の特性として,板厚と曲げ強度を測定している。通常の金型による高温圧縮成形では,板材内部に空隙が発生している。そのため,内部空隙を除去する目的から,逐次成形と下部加熱成形による成形を試みた。結果,下部加熱成形により,板...

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Published in廃棄物資源循環学会論文誌 Vol. 33; pp. 149 - 158
Main Authors 鈴木, 康介, 高橋, 進, 川嶋, 将司, 赤松, 弘一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 廃棄物資源循環学会 2022
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Summary:本研究では,リサイクルポリスチレン (PS) を用いた高温圧縮成形における成形条件の検討による成形品内の空隙低減を目的としている。リサイクル材を原料に戻す工程を削除することにより,コストや CO2 の削減が可能となる。また,色が混ざらないために,これまでの樹脂成形方法では表現できなかった色彩やデザインが成形可能になると考えられる。成形品の形状は最も一般的な板形状とした。また,成形品の特性として,板厚と曲げ強度を測定している。通常の金型による高温圧縮成形では,板材内部に空隙が発生している。そのため,内部空隙を除去する目的から,逐次成形と下部加熱成形による成形を試みた。結果,下部加熱成形により,板材内部の空隙を大幅に除去することができた。また,逐次成形と下部加熱成形を併用した成形品は,通常方法での成形品と比較し,曲げ強度が 10 % 向上した。
ISSN:1883-5856
1883-5899
DOI:10.3985/jjsmcwm.33.149