神経症傾向の場に応ずる変化について
(1)日本人特に女子大学生は日本人男子大学生, 或は米国男女大学生に比して極めて神経症的傾向を呈する。木田文夫氏が-身心調和の発生と分化は, その人間生活空間の調和のことである。程よい環境の与えられたもの, 求めて見出し得たものは幸であるが, このような人間は多いとは思われない。特に神経質のつよい少青年を広い視野と深い透察のもとによりよく調和に導くことこそ, 一国の文化に課せられた重大な任務であろう。……神経質のつよい少青年は少くとも一国文化の生みの子である。4)-と述べているように日本の女子大学生の神経質は日本文化の生んだものと考えることが出来るであろう。閉ざされた諦らめの過去の日本女性でな...
Saved in:
Published in | 教育心理学研究 Vol. 3; no. 2; pp. 43 - 48,66 |
---|---|
Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本教育心理学会
1969
|
Online Access | Get full text |
Cover
Loading…
Be the first to leave a comment!