医師・看護師・心理職が連携して表面麻酔シールを使用し採血まで至った限局性恐怖症(注射)の症例報告

血液・注射・外傷型の限局性恐怖症には,エクスポージャーが有効である。しかしながら,エクスポージャーと実際の注射実施までには不安度の顕著な落差があり,効果的な段階的エクスポージャーが困難である。本症例では,採血時の不安度を下げるために表面麻酔シールを用いたこと,および医師,看護師,心理職が連携して介入に当たったことにより採血に至った高校生男子の経過を報告する。...

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Published in不安症研究 Vol. 15; no. 1; pp. 67 - 71
Main Authors 南, 房香, 本田, 由美, 貝谷, 久宣, 吉田, みどり
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本不安症学会 30.11.2023
Subjects
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ISSN2188-7578
2188-7586
DOI10.14389/jsad.15.1_67

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Summary:血液・注射・外傷型の限局性恐怖症には,エクスポージャーが有効である。しかしながら,エクスポージャーと実際の注射実施までには不安度の顕著な落差があり,効果的な段階的エクスポージャーが困難である。本症例では,採血時の不安度を下げるために表面麻酔シールを用いたこと,および医師,看護師,心理職が連携して介入に当たったことにより採血に至った高校生男子の経過を報告する。
ISSN:2188-7578
2188-7586
DOI:10.14389/jsad.15.1_67