災害時に学校教員が行う業務内容の枠組み作り
大災害時, 学校教員には能力の限界を超えた業務が発生すると共に, 重要度を配慮した臨機応変な対応が求められる. 本研究では, まず災害時に学校教員が行う可能性のある業務の抽出を試みた. 災害時に必要な業務を, 児童生徒の安全確保, 緊急体制の確立, 情報収集, 教育関連業務, 保健衛生, 施設・設備の復旧, 事務関連業務, 避難所支援の8種類に大別した. またこれらの業務を行う際に様々な機関との協力が必要であるため, 学校と他機関との連携関係をまとめた. さらに, これらの業務を迷わず確実に実施するためには, 日常モードと災害時モードの2つのモードを適切に切り替えることの必要性を指摘した....
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Published in | 地震工学論文集 Vol. 28; p. 7 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | English Japanese |
Published |
公益社団法人 土木学会
2005
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Online Access | Get full text |
ISSN | 1884-846X |
DOI | 10.11532/proee2005a.28.7 |
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Summary: | 大災害時, 学校教員には能力の限界を超えた業務が発生すると共に, 重要度を配慮した臨機応変な対応が求められる. 本研究では, まず災害時に学校教員が行う可能性のある業務の抽出を試みた. 災害時に必要な業務を, 児童生徒の安全確保, 緊急体制の確立, 情報収集, 教育関連業務, 保健衛生, 施設・設備の復旧, 事務関連業務, 避難所支援の8種類に大別した. またこれらの業務を行う際に様々な機関との協力が必要であるため, 学校と他機関との連携関係をまとめた. さらに, これらの業務を迷わず確実に実施するためには, 日常モードと災害時モードの2つのモードを適切に切り替えることの必要性を指摘した. |
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ISSN: | 1884-846X |
DOI: | 10.11532/proee2005a.28.7 |