非経口摂取における栄養士の役割 経腸栄養剤の選定や投与ツールへの関わり方
NSTが注目され栄養管理に携わる管理栄養士が増えてきている。栄養管理を行う上で非経口摂取も重要な栄養投与ルートであり、管理栄養士も積極的にかかわるべきである。当院でも管理栄養士が経口摂取・非経口摂取ともに積極的にかかわり、栄養管理の中心的役割を担っている。 経腸栄養法で用いられる栄養剤は食品であるものがほとんどできわめて多くの種類が発売されている。どの栄養剤を選ぶにしてもまずは患者が必要とする栄養量が投与されている事が一番重要である。実際の投与には、浸透圧、電解質、蛋白質、糖質などに注意し栄養剤の選択を行う。また、病態別の栄養剤も数多く発売されているので対象となる患者の病態にふさわしい栄養剤を...
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Published in | 静脈経腸栄養 Vol. 20; no. 3; pp. 3_21 - 3_27 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本静脈経腸栄養学会
25.09.2005
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Subjects | |
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ISSN | 1344-4980 1881-3623 |
DOI | 10.11244/jjspen.20.3_21 |
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Summary: | NSTが注目され栄養管理に携わる管理栄養士が増えてきている。栄養管理を行う上で非経口摂取も重要な栄養投与ルートであり、管理栄養士も積極的にかかわるべきである。当院でも管理栄養士が経口摂取・非経口摂取ともに積極的にかかわり、栄養管理の中心的役割を担っている。 経腸栄養法で用いられる栄養剤は食品であるものがほとんどできわめて多くの種類が発売されている。どの栄養剤を選ぶにしてもまずは患者が必要とする栄養量が投与されている事が一番重要である。実際の投与には、浸透圧、電解質、蛋白質、糖質などに注意し栄養剤の選択を行う。また、病態別の栄養剤も数多く発売されているので対象となる患者の病態にふさわしい栄養剤を選択することが望ましい。 投与ツールに関しても「安全で患者に負担が少なく適切な栄養投与が行える」事をポイントに選択する。 今後は管理栄養士も非経口摂取に対して幅広い知識をもちさらに栄養管理を支えていくべきではないだろうか。 |
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ISSN: | 1344-4980 1881-3623 |
DOI: | 10.11244/jjspen.20.3_21 |