22q11.2欠失症候群における身体疾患・神経疾患・知的障害の多疾病罹患と生活の質の関連の検証 指定難病患者データベースを用いた横断解析

22q11.2欠失症候群は,約2,000~6,000人に1人の割合でみられる,染色体の微細欠失を原因とする難病である。生涯を通じて身体疾患,神経疾患,知的障害など多様な併存疾患やそれらの重複(多疾病罹患)が生じる。このため22q11.2欠失症候群のある人は生活の質が低下しやすいと考えられるが,多疾病罹患と生活の質の関係に関する知見は不足している。本研究は日本の指定難病患者データベースを利用し,22q11.2欠失症候群のある人の多疾病罹患と生活の質の関係を調べた。平成27年から令和2年に指定難病患者データベースに登録された22q11.2欠失症候群のある人87名分について,併存疾患(先天性心疾患,...

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Published in医療と社会 Vol. 33; no. 3; pp. 437 - 446
Main Authors 森島, 遼, 山名, 隼人, 神出, 誠一郎, 熊倉, 陽介, 金原, 明子, 田中, 美歩, 城, 大祐, 道端, 伸明, 笠井, 清登
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益財団法人 医療科学研究所 10.11.2023
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