咀嚼をテーマにした食育活動に関する授業報告 食事場面における子どもへの援助方法の検討

本稿は、「子どもの食と栄養」の授業における、食べる機能の発育発達、咀嚼をテーマにした食育活動に関する授業報告である。食育活動の実践に向けて、保育現場での具体的な取り組みについて検討、考察することを目的とした。はじめに、受講生自身の食事内容や咀嚼に関する実態を調査し、咀嚼回数と食品や料理の関連性について分析を行った。それにより、咀嚼に関する現在の問題点が明らかとなった。次にこれらの課題をもとに、グループディスカッションを行った。その内容は、保育者として、子どもに対する援助方法や食育活動の実践に向けての検討で あった。その結果、子どもの咀嚼力育成における様々な知見が得られた。受講生自身が、主体的に...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in夙川学院短期大学教育実践研究紀要 Vol. 2018; no. 11; pp. 37 - 47
Main Authors 園田, 雪恵, 平田, 庸子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 学校法人 夙川学院 夙川学院短期大学 2018
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN1883-5996
2433-7552
DOI10.24668/shukulibfd.2018.11_37

Cover

More Information
Summary:本稿は、「子どもの食と栄養」の授業における、食べる機能の発育発達、咀嚼をテーマにした食育活動に関する授業報告である。食育活動の実践に向けて、保育現場での具体的な取り組みについて検討、考察することを目的とした。はじめに、受講生自身の食事内容や咀嚼に関する実態を調査し、咀嚼回数と食品や料理の関連性について分析を行った。それにより、咀嚼に関する現在の問題点が明らかとなった。次にこれらの課題をもとに、グループディスカッションを行った。その内容は、保育者として、子どもに対する援助方法や食育活動の実践に向けての検討で あった。その結果、子どもの咀嚼力育成における様々な知見が得られた。受講生自身が、主体的に自身の食習慣を振り返ることで、食育活動に対する意欲が向上し、食育の必要性と食育活動への関心が高まったと考えられる。
ISSN:1883-5996
2433-7552
DOI:10.24668/shukulibfd.2018.11_37