造形表現における鑑賞教育について 兵庫県立美術館の「鑑賞教育プログラム」の実践より

現在、教育の現場では子どもたちの「生きる力」の育成を目的として、子どもたちが自分で課題を見つけ、自ら考え、自ら問題を解決していく資質や能力を育むことを目標に様々な実践がなされている。それに従い、近年美術館でも子どもたちの「生きる力」を育むために教える側(美術館側)が知識や教養を一方的に与えるのではなく、学ぶ側(来館者)が能動的に学習できるワークショップや教育プログラムが実践されている。本学近隣の兵庫県立美術館でも「能動的な鑑賞にむけてのアプローチ」を体験することを目的とした「対話による鑑賞プログラム」が行なわれており、今年から図画工作科教育法の授業で、実際 にその教育プログラムを体験することが...

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Published in夙川学院短期大学教育実践研究紀要 Vol. 2018; no. 12; pp. 38 - 49
Main Author 佐藤, 有紀
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 学校法人 夙川学院 夙川学院短期大学 2018
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ISSN1883-5996
2433-7552
DOI10.24668/shukulibfd.2018.12_38

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Summary:現在、教育の現場では子どもたちの「生きる力」の育成を目的として、子どもたちが自分で課題を見つけ、自ら考え、自ら問題を解決していく資質や能力を育むことを目標に様々な実践がなされている。それに従い、近年美術館でも子どもたちの「生きる力」を育むために教える側(美術館側)が知識や教養を一方的に与えるのではなく、学ぶ側(来館者)が能動的に学習できるワークショップや教育プログラムが実践されている。本学近隣の兵庫県立美術館でも「能動的な鑑賞にむけてのアプローチ」を体験することを目的とした「対話による鑑賞プログラム」が行なわれており、今年から図画工作科教育法の授業で、実際 にその教育プログラムを体験することが実現した。本稿はその「対話型ギャラリー・トーク」による鑑賞教育の実践報告である。
ISSN:1883-5996
2433-7552
DOI:10.24668/shukulibfd.2018.12_38