p-ジメチルアミノシンナムアルデヒドを用いたアミンの呈色について

芳香族一級アミンの呈色試薬としてしばしば,p-ジメチルアミノベンズアルデヒド(以下DABと略す)が用いられているが,われわれは側鎖に二重結合1個をもつp-ジメチルアミノシンナムアルデヒド(以下DACと略す)を用い,主として芳香族アミンとの呈色を検討した結果,DACはDABに比べて感度が大であり,かつ深色的に呈色し,これを利用して定性,定量が可能なことが確かめられたのでここに報告する次第である....

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Published in分析化学 Vol. 9; no. 10; pp. 862 - 864
Main Authors 鈴木, 圭一, 坂井, 節雄, 森, 元, 藤野, 睦夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本分析化学会 1960
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ISSN0525-1931
DOI10.2116/bunsekikagaku.9.862

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Summary:芳香族一級アミンの呈色試薬としてしばしば,p-ジメチルアミノベンズアルデヒド(以下DABと略す)が用いられているが,われわれは側鎖に二重結合1個をもつp-ジメチルアミノシンナムアルデヒド(以下DACと略す)を用い,主として芳香族アミンとの呈色を検討した結果,DACはDABに比べて感度が大であり,かつ深色的に呈色し,これを利用して定性,定量が可能なことが確かめられたのでここに報告する次第である.
ISSN:0525-1931
DOI:10.2116/bunsekikagaku.9.862