泌尿器科領域におけるritipenem acoxilの臨床的検討
新しいペネム系抗生剤ritipenem acoxil (RIPM-AC) について, 泌尿器科領域各種感染症39例に対する臨床的有効性ならびに安全性を検討した。UTI基準に合致した単純性尿路感染症は8例で, それらの総合臨床効果は著効6例, 有効2例で有効率100%であった。UTI基準に合致した複雑性尿路感染症は24例で, それらの総合臨床効果は著効9例, 有効12例, 無効3例で有効率87.5%であった。細菌学的効果における菌消失率は単純性尿路感染症で87.5%, 複雑性尿路感染症では87.5%であった。本剤投与による自他覚的副作用は1例で下痢を認めた。...
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Published in | 日本化学療法学会雑誌 Vol. 43; no. Supplement3; pp. 512 - 518 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本化学療法学会
05.10.1995
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Subjects | |
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ISSN | 1340-7007 1884-5886 |
DOI | 10.11250/chemotherapy1995.43.Supplement3_512 |
Cover
Summary: | 新しいペネム系抗生剤ritipenem acoxil (RIPM-AC) について, 泌尿器科領域各種感染症39例に対する臨床的有効性ならびに安全性を検討した。UTI基準に合致した単純性尿路感染症は8例で, それらの総合臨床効果は著効6例, 有効2例で有効率100%であった。UTI基準に合致した複雑性尿路感染症は24例で, それらの総合臨床効果は著効9例, 有効12例, 無効3例で有効率87.5%であった。細菌学的効果における菌消失率は単純性尿路感染症で87.5%, 複雑性尿路感染症では87.5%であった。本剤投与による自他覚的副作用は1例で下痢を認めた。 |
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ISSN: | 1340-7007 1884-5886 |
DOI: | 10.11250/chemotherapy1995.43.Supplement3_512 |