手術不能胃癌に対する内視鏡的OK-432局注療法
15例の手術不能胃癌患者に内視鏡的にOK-432を腫瘍内反復注入した. 内視鏡所見にて7例に局注初期に腫瘍表面の発赤を認め, うち5例はその後著明に減少した. 発赤しなかった例では形態的変化も乏しかった. 治療終了後の判定ではCR2例, PR3例で奏効率は33.3%であった. 経時的に組織学的検索を行った10例についてみると, 腫瘍細胞の変性を5例に, 壊死巣の出現を4例に認めたほか, 全例に間質炎症細胞の増加を認めたが, なかでも形質細胞優勢型が最も多く, これらの例が最も奏効率が高かった. 全身的免疫パラメーターとして遅延型皮膚反応とリンパ球幼若化反応をみたが, PPD以外治療後の有意の上...
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Published in | 日本消化器外科学会雑誌 Vol. 24; no. 10; pp. 2615 - 2620 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本消化器外科学会
1991
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